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地震・津波・・やはりRCは強い

更新日:2011/05/15

先日TVで東日本大震災の津波の検証の番組を見た。驚いたのは海面が壁のように盛り上がってそのまま陸地に押し寄せるのではなく青春時代に観た"ビッグ・ウエンズデイ"(ずいぶん古くて知らない人だらけかも・・)の巨大波が飛沫をあげて押し寄せる力の凄さである。

東大の地震研究室で人工の津波を造り、その押し寄せる波の力を測定したのだが興味は波のどの部分が力が強いのかということと、どれ位の力なのかという点であった。

波乗りをしていた人にはわかりやすいと思うが波のリップとかカールという部分ではなくあの心地よいスープと呼んでいる波の先端の白い飛沫部分が最大の力を持っていることに驚いた。正式名は射流というらしい。2.5mの津波の射流の力は14t/㎡だという・・・・(絶句) 20mの津波の射流の力は?と考えると家屋があっという間に粉々になって流された現実は不思議ではないと思えた。

予想される東海沖地震の揺れの被害や地震に起因する火災等は当然関心があるものの、津波の想像を超える破壊力には改めて考えさせられた映像だった。(実際ショックで青春時代真っ黒になって波乗りに興じていた大好きな海が嫌いになりそうである・・)

仙台平野を襲った津波だが他地域にくらべ射流は海岸部を粉砕した後箱庭に水を少しずつ流すように侵入した。かなり広いエリアの平野であるが全て同じ被害が報じられている。津波によって水深が3メートル以上だった部分の木造住宅は全て波に持っていかれRCの住宅は3メートル以上の浸水エリアでも壊れずに残っている。

日本建築学会東北支部長の田中礼治氏は専門誌"日経アーキテクチュアー"で国に苦言を呈している。建物は法的な基準が合っていないと建築確認が下りないのは周知の事実、確認を受けた建物の安全性はRC造(鉄筋コンクリート造)でもS造(鉄骨造)木造でも同じである事が前提であるはずと・・(ウンウンその通り) 3メートルの津波が予想される地域では木造で津波に耐えられる工夫が必要とした。

これとは別に宮城県女川町での津波では海岸部でのRCの2階建てから4階建て5棟ほど転倒した。いずれも新耐震設計基準(1981年)前後の建物で昭和30年から40年代の建物のようである。固い地盤のようで直接基礎か浅い杭であり手抜き工事ではないと報じられた。横転した建物のほとんどが陸側に倒れており,これは第1波の押し波(射流)で倒されたと推測されている。

津波を受けたRCは何百棟であるが横転したのはごくわずかで,また女川町のケースでは横転した建物の周囲の家はことごとく粉砕されていることを考えればやはりRCは残ったというのが正解であろう。

国土交通省は4月8日に津波危険地域での避難ビルや建築制限に関する指針を今夏をめどに取りまとめると発表した。津波の常襲地域での木造の建築を建てる場合に何らかの対策を講じる方向に向かうのだと思う。

弊社でもライフスタイルをテーマとした木造も手掛けているが国交省の新たなる指針によって強度な木造の対策を期待する・・・命を守るハードを造りたい。

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